海外から個人輸入代行でペット医薬品を買う
ペットの予防薬として代表的な物はノミ・ダニ予防薬ですね。フロントラインが一番有名だと思いますが、動物病院で買うと結構なお値段で多頭飼いだとお財布事情は大変厳しくなります。
他にもワクチンや保険料などでも必要経費がかかる為、ノミ・ダニ予防薬や皮膚疾患、耳・被毛のケア用品、デンタルケア用品などは出来るだけ安価で購入したいと思うのが本音です。
実は、これらのペット医薬品はネットで個人輸入が可能です。海外から購入すると動物病院価格の半額近くでの購入も可能です。
でも個人輸入なんてどうやってするの? 本当に安全?と言う方には「うさパラ」がお薦めです。
ペット医薬品個人輸入代行 うさパラ とは
うさパラは、1997年に創業した「オオサカ堂」という人間の医薬品個人輸入代行会社のペット版サイトです。2017年で20年の実績がある信頼のおける会社です。
うさパラが提携している出荷元は、信頼のおける医薬品取扱ライセンスを保有している大手ホールセラーで、大量仕入れによる最安値とシンガポール・香港・アメリカ・ヨーロッパを中心とした獣医ネットワークにより品質向上に努めています。
発送された製品には追跡番号が付いてメールで発送通知が来ますし、容易に追跡が出来るので安心して到着を待てます。
注文の方法は、国内でネット注文するのとなんら変わりなく行えますし送料も無料というのが嬉しいポイントですね。
サイトの商品ページにはレビューの投稿が多く、例えば[レボリューションEU版]ストロングホールド(猫用/2.6~7.5kg)には全1741件の投稿があり、それらを読むだけでも参考になる情報が得られたりします。
うさパラと他サイトの価格比較(2017年12月)送料込み
うさパラ | アマゾン | 某動物病院系サイト | |
ArkNaturalsイアーズオールライト | 1934円 | 2496円 | 無し |
フロントラインプラス(小型犬用/10kg未満) 6ピペット |
4501円 | 5111円 | 4718円 |
フロントラインスポットオン(小型犬用/10kg未満)3ピペット | 2919円 | 2700円 | 2467円 |
フロントラインスポットオン(中型犬用/10kg~20kg)3ピペット | 3090円 | 3400円 | 3240円 |
メディダームシャンプー200ml | 2930円 | 無し | 3211円 |
医薬品を個人輸入することは違法なのか?
飼い主が自分のペットに使用する限りは違法ではありません。但し、輸入できる量に制限はあります。
医薬品等輸入報告書(薬監証明)の発給を要せず個人輸入可能な医薬品等の数量について
● 外用剤(毒薬、劇薬及び処方せん薬を除く。): 標準サイズで1品目24個以内
* 外用剤・・・・・軟膏などの外皮用薬、点眼薬など
* 処方せん薬・・・・・有効で安全な使用を図るため、医師による処方が必要とされる医薬品
● 毒薬、劇薬又は処方せん薬: 用法用量からみて1ヶ月分以内
● 上記以外の医薬品・医薬部外品: 用法用量からみて2ヶ月分以内
人間用の医薬品は「薬事法」があり、医薬品の管理管轄は厚生労働省ですが、動物用医薬品の管轄は農林水産省です。
「動物用医薬品薬事法」というのが存在しないため、輸入規制については農林水産省が「薬事法」を準用して指導監督しています。
例えば、フロントラインならば処方箋薬ではないので2ヶ月分可能ですから、2頭飼いの方が1箱(3ピペット)までは1回の輸入で購入することになんら問題はありません。
では、1頭飼いの方が1箱(3ピペット)輸入するとなると、厳密に考えれば3ヶ月分になるわけですから違法になるのでは?と、グレーな部分ではあります。非常に稀ですが、日本到着の通関時にめちゃくちゃ融通のきかない検査員の目に止まり、違法!だから没収というわけではなく「通関保留」となって税関から「薬監証明」の提出を求められる事は有り得ます。
「薬監証明」をだして個人使用ということを証明してねという話です。まぁ本当に稀な事ですし、1箱(6ピペット)でも常識的にワンシーズン分ですので、止められることはほぼ有りえません。
うさパラの利用規約に載っている通関保留になる可能性がある商品は以下のようです。人間用の「オオサカ堂」と共通ですのでほぼ人間用の場合ですね。
(1)商品名に【要同意書】と記載がある商品
(2)商品名に【要医師免許】と記載がある商品
フィラリア予防薬
フィラリア予防薬の投与前検査はどうして必要?
フィラリア予防薬は既にフィラリアにかかっている犬に投与すると、ごくまれにアナフィラキシーなどの副作用がでることがあります。そこで、最初に投与する前に、感染の有無を血液を採って調べなければなりません。
こちらのブログに詳しく書かれています。
気づかずに感染していれば怖い副作用ですが、今年初めて蚊のいる季節を迎える子犬(昨年の11月以降生まれの子犬)だと物理的に未感染ですね。
また、確実に愛犬が毎月予防薬を服薬した&服薬後に嘔吐・下痢をしていなければ薬は効いているので未感染です。
フィラリア予防薬の海外事情
日本では上述のように必ず検査をして動物病院でしか購入出来ない薬ですが、海外では違うようです。
処方薬としているのは日本だけで、他の海外諸国では一般薬であり薬局やネットで安価で購入することが出来ます。
例えば、オーストラリアのamazonで「Canine Heartworm Preventatives (犬のハートウォームの予防)」で検索してみると32件ヒットしました。
また、日本では「カルドメックP」という商品名ですが同じ物なのに海外では「Heart Gard plus」の商品名で売られており、オーストラリアのこちらのshopでは日本よりかなり安い価格で売られています。
アメリカでは日本のような検査は必要ないようですがフィラリア薬の購入には処方箋が必要です。処方箋があればネットでも購入出来て、こちらのようにやはり日本よりかなり安く販売されてます。
ちなみにfilaria(フィラリア)という英語自体は存在しますが、英語圏では言い方が違ってheartworm(heart = 心臓 / worm = 虫)と言うのが一般的です。
heartworm disease フィラリア症
heartworm pill / tablet フィラリア予防薬(錠剤)
heartworm chewable pill / tablet フィラリア予防薬(チュアブルタイプ)
なぜ日本だけフィラリア予防薬が海外の数倍も高いのか?の説明は、こちらのサイトに詳しく載っています。
個人輸入で気をつけること
国内で販売すれば違法
個人輸入した医薬品を他人に販売する(メルカリ等へ出品)のは間違いなく違法になります。余ったからと知り合いに譲渡するのも違法になるので気をつけてください。
動物病院には嫌われる
動物病院にとってはフィラリア予防薬は「ドル箱」だという事情があります。それを検査だけさせて薬は個人輸入で済まされてしまうと商売上がったりと思う獣医師は多いのではないでしょうか。
フィラリア以外でも病気の治療ではどうしても動物病院のお世話にはなります。その時に主治医と良好な関係を築けているかどうかは大事だと思います。
個人輸入することは違法ではないですから、病院価格では予防を継続出来ない等を主治医と話し合い快く了承してもらうのが良いかと思います。それでも腹を立てるような病院は利益本位の経営方針なのですから、他の病院を探す事もありでしょう。
薬の投与は自己責任
例えば、犬の僧帽弁閉鎖不全症は進行性の病気です。進行のグレードによって薬の量や種類も変わってきます。薬を飲ませているからと獣医の診察を受けないでいると気づけば進行していたということになるので獣医の定期的な診断は必要です。
ペットに投与する薬が真正なのか?期限は切れてないか?等の見極めは慎重にするべきですが、海外のサイトを見ただけでは判りません。やはり実績のある代行業者に依頼するのがベストでしょう。
うさパラのノミ・マダニ・フィラリア予防薬の人気商品
ネクスガード スペクトラ |
ネクスガード | レボリューション | ハートガードプラス | パノラミス錠 | |
有効成分 | アフォキソラネル ミルベマイシンオキシム |
アフォキソレイナー | セラメクチン | イベルメクチン ピランテル |
スピノサド ミルベマイシン |
薬の形状 | ソフトチュアブル | ソフトチュアブル | ピペットタイプ | ソフトチュアブル | 錠剤 |
効果対象 | ノミ(成虫) マダニ フィラリア |
ノミ(成虫) マダニ |
ノミ(卵~成虫) ミミヒゼンダニ フィラリア |
フィラリア |
ノミ(成虫) マダニ フィラリア 他消化管内寄生虫 |
ノミ駆除時間 | 8時間 | 6時間 |
24時間 |
X | 4時間 |
マダニ駆除時間 | 48時間 | 24時間 | X | X | 4時間 |
作用期間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
製造メーカー | メリアル | メリアル | ファイザー(ゾエティス) | メリアル | エランコ |